はりねずみ通信
2017.01.19
遠くから
私が行っているPLDD(経皮的レーザー椎間板除圧術)や内視鏡外科などの治療は、まだ取り組んでいる施設が少ない。そのため、遠方から来院される方も比較的多い。
近隣の方が動物病院に来ていただくだけでもありがたいのに、遠くから足を運んでくださるのは本当に感謝の言葉しかない。
どこから来院されるかによって、治療になんの差もないのは当然であるが、見知らぬ土地の獣医に動物を託すご家族の勇気を思うと、やはり特別な気持ちが起こる。
適切な例えではないかもしれないが、たとえばスイカを丸ごと1個もらうことがあるとする。いただくのはありがたい。でも、そのスイカが遠路はるばる持参されたものであれば、ただのスイカではなく「特別」になる。(実際、大きなスイカを遠くから持参してくださった知人がいた。「なぜそんな重いものを」と思ったが、苦労をして運ばれた気持ちがうれしかった)・・動物をスイカにたとえるつもりではないので、ごめんなさい。どんな気持ちかを伝える比喩がみつからなかったので。
治療のあとも連絡を取り合ったりするが、メールや電話になる。
PLDDを行った動物が、別の病気になり相談を受けることもあったりして、何年もおつき合いが続くことも多く、できるだけのことはしていきたい、と思う。本当に感謝である。
地元のかかりつけがあるとは思うが、もうひとりの主治医になりたいと思う。
3件のコメント
金井先生、こんばんは。
11日にPLDDでお世話になりましたミルクです。
術後のミルクはまだ特に良い変化は見られませんが、術前と変わりなく
元気に暮らしています。
たまに目を離したすきにソファーで寝てしまうのが悩ましいところですが・・・
【今週の手術より】を読ませていただいて驚愕しました。
毎日あれほどの手術をこなしながら外来診察もされ、更にブログの更新や
コメントの返信をされていて、眠っておられる時間以外はずっと獣医さん
なんですね。
京都から手術をお願いした私は、普段診ていない子の手術は未知な要素も多く、
連絡もメールや電話になり面倒ではないのかと内心心配おりました。
実際MRIの撮影も京都ARに先生からお電話いただくお手間をかけてしまいました。
でも【遠くから】を読ませていただいて、気持ちが楽になりました。
今回、PLDDを知り金井先生に出会え施術いただけた奇跡に本当に感謝です。
是非、うちの子達の「もうひとりの主治医」になってください。
今回、甲状腺の値が低いことを見つけていただきましたが、帰宅後
今までの血液監査結果を見ましたが検査自体が初めての項目でした。
低いことによる症状はまだ見られませんが、症状が出ない間は投薬は
不要でしょうか。
最近のもっぱらの楽しみは、このはりねずみ通信を読ませていただくことなんですが、
病院のシンボルマークでもあるはりねずみ、何か意味があるのですか?
待合室にも鎮座していましたね。。。
ミルクママさん、コメントありがとうございます(^^)
今回は治療してよかったと思います。まだ経過を見なければいけませんが、連絡を取り合いながらやっていきましょうね。
甲状腺の結果は、現在無症状なので経過を見てもいいですが、時々調べることをお勧めします。
はりねずみは、この動物病院をはじめる前に行ったイギリスの施設での体験が基になっています。欧州では平和のシンボルなんですよ。
今年から金井先生以外の先生も予約がはじまりました.…
ですよね?
スタッフ紹介欄の更新がされてないのか、私の見てるところが間違ってるんでしょうか?
どの先生に予約を入れたらいいのか、迷ってしまいました
お忙しいとは、思いますが、名前だけでも、紹介していただきたいと思うのですがm(._.)m
もこさん、ホームページが整備できていなくてすみません。獣医師は林武志(はやしたけし)と藤居彩子(ふじいあやこ)です。
もこさん、ホームページが整備されていなくてすみません。獣医師は林武志(はやしたけし)、藤居彩子(ふじいあやこ)です。
ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします。