はりねずみ通信
2017.05.12
関節疾患
動物の関節疾患は非常に多いが、診断が難しい。
「足をかばって歩いている」
と来院があった場合、人間と違って痛い場所がピンポイントでわかりにくいからである。
また、レントゲンやCT・MRIなどの画像診断では診断できないこともある。
けれど、多くは系統立った身体検査で病変部の特定は可能で、そこから精査していく。
このとき、関節鏡検査が役立つことも多い。
レントゲンではわずかな病変でも、関節鏡で確認すると驚くほど状態が悪いことがわかる。
写真は、この3日間に行った関節鏡の所見。
![全十字靱帯断裂](https://kanai-vet.jp/wp-content/uploads/91d6b29ae004f02e30e2a852d43690cc-300x183.png)
ヨークシャテリアの全十字靱帯(膝の靱帯)断裂。切れた靱帯をシェーバーという道具できれいにしているところ。
![半月板損傷](https://kanai-vet.jp/wp-content/uploads/c6e126779e71bfd1af88cb02999b85f0-300x179.png)
トイプードルの半月板損傷。
![内側関節上腕靱帯部分断裂のコピー](https://kanai-vet.jp/wp-content/uploads/2be110544daaa6880d0fae0eda245d57-300x169.jpg)
レトリバーの内側関節上腕靱帯部分断裂(肩関節)。
1件のコメント
そういえば・・・
一昨年膝蓋骨の手術をしていただいたジナの関節も炎症してましたね。
グレードの低かった方の膝も早めに手術受けてよかったと思ってます。
そんなジナ、先月末に訓練競技会に出場して
表彰台に乗ることが出来ました(^^)v(3席でした)
ジナ母さん、ジナちゃんは頑張って手術を受けておいてよかったと思います。
競技会で表彰状、すばらしいです!どんなふうか、見てみたいです(^^)