はりねずみ通信
2016.02.13
間違いから学ぶ
ある事業で億万長者になったひとのことを読んだ。
彼女は子供の頃、家に帰ると父親に毎日こんなことを質問されたそうだ。
「今日はどんな失敗した?」
その日の失敗を父親に話すと、とても喜んで聞いたそうだ。逆に、「何も失敗しなかった」というと、とてもがっかりしたとのこと。
彼女が事業で成功したのは、たくさん失敗してもネガティブにとらえず、それを糧にして進んでいったからである。幼少期の体験が、とても大きかったようだ。
一般に学校教育では、試験に正しい回答を要求される。
不幸なことに、私たちは子供の頃から「間違ったらだめ」という環境で生活してきたわけである。学習には必要な過程でもあるので、仕方のない面もある。計算や読み書きを学ぶのに、いつも間違っていてはいけない。
でも、度を過ぎると、未知のことにトライすることを怖がるようになってしまう。
また、正しさを求めるあまり、うまくいかないことを隠すようになる。
偽装問題なども、制度上の整合性を保つため、正しさのために嘘をつく、という構図なのではないか。
学ぶということは、トライ&エラーである。
大人になると間違いが許されないことも多くなるので、子供の頃にたくさん失敗したほうがいい。冒頭の父親のアプローチは、なかなかのものである。
2件のコメント
このたびは、ウチの黒い娘が大変お世話になっております。
会いに行けなくてさみしいです。
自分の失敗のみならず、他人の失敗もいかにタイミングよく適切に対応する能力や感性が必要だと日頃から感じていました。
対応次第では、失敗しなかった状態より、さらによい結果を導くことさえありますが、それを優等生として育ってきた人に理解させるのは難しいです。
ミスを冷静に寛容にかつ厳格に受け止め、ひとの育成につなげていけるような人間の器がほしいです。
きよごんさん、きーちゃんは元気にしていますよ。
まちがわずに育ってきたひとは、失敗することを極端に恥ずかしく思うようです。だから、失敗したことそのものを責めないようにし、次につなげることができるように指導できれば最高ですね(^^)
土曜日は、朝一から、ありがとうございました。
安心しました。
しかし・・きなこやあんことは、ちょっと違って(-_-;)
戸惑っています。。
本当に、お茶碗いっぱい位食べていました。。
普段は気を付けてはいるのですけど・・。
まさか、寝ている隙に・・びっくりです。。
あんこもきんも、先生の顔を見ると大人しくなるのには、笑ってしまいます。
本当にありがとうございました。
きなこさん、今回はちょっとしたアクシデントでしたね。こういうのは、気をつけようがない・・ような気もします(^^)