はりねずみ通信
2017.02.17
金剛水
今日はちょっと宣伝をしたい。
動物の皮膚炎や傷の消毒などに用いる「機能水金剛」という水の話である。
動物の皮膚には、いろいろなトラブルが起こる。かゆみや発赤が起こったとき、多くの動物は患部を舐めたり、後肢でかきむしったりする。そのため、皮膚がさらに傷つき、皮膚炎は悪化する。
とくに最近ではアトピー性皮膚炎が問題となっている。よい薬も出ているが、完治は難しく、通常は「コントロールする」という考えで治療する。飲み薬を基本に、食事療法、スキンケア、環境の改善、局所への塗布薬などが必要になる。
実は動物病院へ来院する動物の来院理由は、3割以上皮膚疾患である。
人間であれば、かゆくても「掻くのをできるだけがまんしてください」と言える。
掻くことにより、皮膚に傷がつき、そこへ黄色ブドウ球菌の感染などが起こり、またかゆくなる。だから、掻かないのがいい。
けれど、動物はかゆければ掻いたり、自分で舐めたりするので、皮膚炎は悪化の一途をたどる。
この動物の「舐める」「掻く」という行為が、塗布薬の治療を難しくしてしている。人では、ほとんどの皮膚疾患を塗り薬で治療するが、動物ではかなり制限があるのだ。
塗り薬を付けるとますます舐める。舐めた薬の成分が体に入る。動物への塗布薬は、そういった問題点があった。
「機能水金剛」は、金剛水という地下水(マグマ水)を濃縮し、動物へ使用する目的でつくられた。
もとは飲料水なので、舐めても(飲んでも)問題がない。
古来、この地下水は「病を治す水」として知られてきた。皮膚病を治す効果も知られていたが、その機序はよくわかっていなかった。
最近の研究で、炎症サイトカインであるILー1βおよびTNFαの遺伝子発現量を有意に低下させ、かゆみのサイトカインであるIL31の発現量も抑制する傾向があることが確認された。さらに病理解析で皮膚の肥厚を軽減されることがわかったのである(アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いた実験、宮城大学、森本ら)
いろいろな縁があり、私は金剛水の動物医療への応用をお手伝いしてる。
もともと金剛水の動物への利用に関し相談を受ける5年も前から、わたしは毎日金剛水を飲んでいた。
あるお医者さんに勧められたからである。だから、この話があったとき、偶然とは思えない運命的なものを感じたのだった。
実際、日常診療で使ってみると、たしかに効果がある。
目の周りや、指の間の皮膚炎、褥瘡や外傷あとに用いると、皮膚が修復されていく印象がある。
動物が舐めても、まったく心配がないので、飼い主さんにもとても喜ばれている。
パンフレットを掲載する。「動物用機能水金剛」という名前は、私がつけた。症例の写真は、当院での治療例である。
できるだけ多くの動物病院で使用して欲しいので、サンプルなど必要な方(獣医師のみ)は、ぜひ連絡していただきたい。
(動物病院からしか販売されないので、飼い主の方は取り扱いのある施設からの購入をお願いします)
3件のコメント
こんにちは。
金剛水は雅の足指の炎症にも大丈夫ですか? 時々、意地になって舐めてる事があるんです
みや・しなさん、足指にはぴったりですね。舐めても大丈夫ですし、炎症も治まると思います。
先生お久しぶりです。
名前変えました。前はゆうきの家政婦でしたが、なんか変って思いまして笑
金剛水気になってました。
うちのさくらは林先生にお世話になりました。
7年ステロイドで痒みを抑えてました。
1日でもステロイドを与えないと痒がって走り回り、シャンプーしてもフケは出るしでずっと悩んでました。
今年、林先生に診て頂き、アポキル錠を現在飲ませてますが、全く痒がらなくなりました。
金剛水を購入するには先生のとこに来院したら良いんですか?
私も飲んでみたいです。
さくらさん、おひさしぶりです。ステロイド中止できてよかったですね。飲料用の金剛水はネットでも買えます。
濃縮した皮膚治療用のものは、来院いただければ処方しますよ。
こんばんは。
先生の無事に終わりました。
の、声と言葉を聞いて本当に安心とありがたく思いました。
ありがとうございました。
安心はしているのですが、泣いていないか、ビックリしていないか、ご飯たべれたか、ウンチ、オシッコは出来ているのか、そんなことを思ってしまいます。
宜しくお願いします。
今日は取り乱してしまいすみません。
もあの母さん、元気にしていますよ。ご飯も食べました。
もしよければ、今日退院できますが、どうしますか?