はりねずみ通信
2016.10.18
過程を楽しむ
医療に限らず、結果がすべて、といわれることの多い昨今である。
結果に至る過程は、相当な頑張りを要求される。ほんとにそうだろうか。
私は演劇のことはよくわからないが、前衛的な脚本家のひとが作品を作る過程をテレビでみた。
ああいうものは、先に台本を綿密に考え、役者に理想通りの演技をしてもらうものと思っていた。
ところが、とりあえず決めただいたいのテーマで踊ってみて、その中からピンとくる動きを集めていく、という作り方なのだ。スマートフォンで動画を撮り、あとで選んでいく。その中でいいと思われたものを、また発展させていく。そういった手法なのである。
これは最終的な完成形はもちろん面白いだろうが、やっている過程がなんとも楽しそう。
いろいろ考えている途中が楽しいのは、旅行の計画などもそうであろう。
いま、ちょっとした企画があり(獣医学関連)、いろいろと創意工夫している。
もちろん、よい結果を目指して取り組んでいるわけだが、やっている最中がとても楽しい。
最終形が想像できない状況で、いろいろと考えを巡らすことは、なんともわくわくする。
そんなことを言っていて、締め切りに間に合わなくなると困るが、この際、過程も楽しんでしまおう。
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