はりねずみ通信

2017.08.24

運動法を考えたわけ

昨日動画で公開した運動法は、自分の体で3年試したので、効果が保証できる。
たとえば、昨日は手術日だったので、朝から手術をはじめ、救急の治療や業者との打ち合わせをはさみ、最後の手術が終わったのは夜9時過ぎ。その間ずっと立ちっぱなしだったが、からだはびくともしていない(厳密にはちょっと疲れてはいるが・・)。

この運動法を考えたのは、40歳すぎてから体力が落ちてきたことによる。
内視鏡外科などの手術は、気力と体力が必要である。
「手術はうまくなりたいのに、これから体力が落ちていくと続けられない」
そう焦っていた。

この頃、関節鏡手術をはじめたことが、身体を考えるきっかけになったかもしれない。
病気の関節を関節鏡でしらべてみると、関節内は滑膜炎がひどく、関節液はどろっとしていて黄色がかっている。
ある医師が人間の膝の治療(骨関節症)で、
「貧乏揺すりをすると、関節がよくなります」
と言っていた。そして、4年間患者さんに貧乏揺すりを続けさせたところ、レントゲン上での骨変性が消失したのである。
つまり、関節液の循環が重要である、ということ。

加えて、呼吸の重要性も再認識した。
ロングブレスダイエットが流行したとき、「あっ」と思った。
病気の動物は、呼吸に問題が起こりやすい。麻酔をかけるとき、なんらかの呼吸アシストが必要になる。
息を吸うのは、肺が自然に広がるのではない。肋骨や肋間筋、横隔膜の働きが呼吸を担っている。そこが弱ると、深い息が吸えなくなるのである。
これは重要な事項ではないか?
なぜなら、酸素交換は臓器の健康の要(かなめ)だから。
(たとえば、貧血のため酸素運搬能力が低下した動物は、肝機能が低下する)
ロングブレスは呼吸筋を鍛えるのに最適だと思った。

目的ははっきりしていて、「ずっと手術ができること」である。
フルマラソンを走るのが目的なら、ランニングがいいが、使う筋肉が違うはず。
姿勢を維持するには、体幹筋を鍛え、柔軟な関節をもつことが重要である。
(関節が硬いと、体勢を動かすとき、靱帯や筋肉に負荷がかかる。それが肩こりや腰痛につながる)

また、短時間のエクササイズでなければ、(性格上と時間上)続かない。
そして出来たのが、この運動法。

IMG_6736
かしこくみえる

 

 

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