はりねずみ通信

2015.06.13

自然を合わせる

ミニチュア・ダックスフントとチワワを掛け合わせると、チュワックス、というそうである。
いわゆるミックス犬が流行しているようであるが、その是非はちょっと置いておく。注目したいのは、思いもよらない組み合わせで交配したにもかかわらず、生まれてくる犬たちは「おかしくない」、ということ。

たとえば鼻べちゃのシーズーと、ミニチュア・ダックスフントを交配しても、顔はシーズーで胴体はダックスフント、というような奇妙な子犬は生まれない。なんとなく全体が融和して、自然な感じになるのだ。

朝、フレッシュジュースを作ることが多い。とりあえずあるもので作るので、「うーん、この組み合わせはどうか?」というものもある。夏みかんとニンジン、ズッキーニ、キューイとか、バナナ、トマト、庭で採れたラズベリー、とか。
ところが、「うえー、これは飲めない!」というものができた例しがない。それなりに飲めるのだ。

音楽もそうだ。琴とフルートなど、日本古来の楽器と西洋音楽の楽器は、コラボが可能である。尺八の協奏曲だってある。もともと自然に鳴る素材から作られているから、合うのだろう。

つまり、「自然を合わせる」とだいたいうまくいく、ということである。

これに対し、自然でないものの組み合わせは、うまくいかない。
掛け時計で、定時が来ると鳥の声が鳴るものがあった。ただ、その鳥の声は電子音で合成されたものだったので、近くで聞くのは耐えられるが、遠くで聞くと、空き缶の裏を擦ったような音、にしか聞こえない。
街の中には、こういった電子音があふれているので、同じ音を出すなら楽器か肉声にしてほしい。

建築物でも、公共の広場でも、人工的な素材をつかわず、自然にあるものを組み合わせれば「はずれない」はず。
わりと簡単だと思う。

 

IMG_6641
ほんとはなかよし

 

1件のコメント

  • 先生 ご無沙汰してます。ほんとに最近は 何とも愛くるしいミックス犬を 見かけますね。
    うちのグッドは 一応(血統書もあるので)ミニチュアダックスフンドなんですが、彼の人生で 2度ほど「珍しいですね、スタンダード飼ってるのは」って言われました。
    可愛いのに笑)
    先生月末に診察していただこうと思ってるんですが、最近肛門線からの臭い汁が、毎日勝手にでてきてます。特に排便のときに乳白色(少し緑)のドロッとしたのが出ます。
    問題でしょうか?
    この場をお借りしてすみません。

    • グッドママさん、人生で2回は多いですね(^^)かわいいのに。
      普通に臭嚢腺が貯まっているのか、感染があるのか、一度診せていただいたほうがいいかもしれませんね。

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