はりねずみ通信
2018.03.09
美しい人
ベラドンナという植物がある。ベラドンナに含まれるアトロピンという成分は、現在医療でもよく用いられている。
脈が遅くなる徐脈の治療に用いられたり、眼科では瞳孔を散大する薬として知られている。
ベラドンナ、という言葉は「美しい人」という意味だそうだ。
ルネッサンスの時代、貴婦人がベラドンナから抽出された目薬を点眼することが流行したという。
瞳孔を散大させると、目が美しく見える。きらきらした瞳で自分の美しさを際立たせようとしたのだとか。
最近では、カラーコンタクトというものがあるようで、これも効果としては同じことを狙っている。
時代が変わっても、人間が考えることにあまり違いがないという好例である。
ただ、カラーコンタクトは酸素の透過性が低いらしく、おそらく長時間の使用はリスクを伴う。
ベラドンナもそういう意味ではリスキーだったはず。
瞳孔を散大させると明るい場所ではまぶしすぎる。室内から表へ出たとたん、目がくらんで転んだ人が絶対いただろう。
美しい人、はたいへんだ。
2件のコメント
こんにちは(*^^*)
ベラドンナは御宿かわせみって小説に出てきてました。
どれも大事だけど、特に目は見えなくなるとたちまち生活に支障がでるので、美しさより、安全を選びますね。
ま、目だけを美しく装っても仕方ないのですが…ワタクシの場合 笑
あははは(T-T)
コバシさん、そうなんですね小説にでてきたのですね。なにごとも安全第一ですね(^^)
目は口程に物を言う。。
目が美しい方は本当に素敵ですよね。。
瞳孔が開いている時の猫の目と
暗がりで光る猫の目・・綺麗ですよね。。
今日は有り難う御座いました。。
あんこときんが私の元気の源ですので、
直診して「大丈夫ですよ」と先生に太鼓判を
おされると、とても嬉しくなります!
きなこさん、二人とも元気そうでよかったです(^^)
猫の目もきれいですよね。