はりねずみ通信
2017.11.06
筋肉と脂肪
昨日、NHKスペシャル「人体」を見た。
今回は脂肪と筋肉の関係がテーマだった。
これらは体内で最大の臓器であるにもかかわらず、「エネルギーの貯蔵庫」「運動器」という単純な役割と認識されてきた。
ところが近年の研究によれば、脂肪や筋肉からさまざまなメッセージ物質が放出され、脳や他の臓器と連絡を取っているようなのだ。
メタボリックシンドロームが、どういうメカニズムで血管内皮を傷つけているのか。免疫細胞との関わりが紹介されていて、非常に興味深かった。
脂肪細胞は、体内の脂肪量が増加すると脳に向かって「もうエネルギーはいらないよ」というメッセージ物質を放出する。
ところが、血液中の脂肪が血管内皮に付着し、このメッセージが脳に届かない。それが必要以上に食べ過ぎてしまう理由なのだそうだ。人類は長い歴史の中で飽食した経験がない。こういった事態に身体は(まだ?)適応していないのである。
なかなか食事にありつけない。
毎日身体を存分に使って狩猟や採集をする。
それが本来の人間の姿である。そういった本来の姿に戻ることができれば、さまざまな病気は克服できるのかもしれない。
それができないので、「必要以上に食べない(=体重をキープする)」「運動をする」ということが重要になる。
身体のメカニズムは今後さらなる研究が進み、ますます理解が深まると思うが、健康を保つのに必要なことはこの二つ。
非常にシンプルだ。
明日は運動法について。
3件のコメント
テリーの脳は
>もうエネルギーはいらないよ」というメッセージ物質を放出する。
ところが、血液中の脂肪が血管内皮に付着し、このメッセージが脳に届かない。
この状態なのでしょうか?((((;゚Д゚))))))) 笑
犬や猫、一緒に暮らしている動物の脳の仕組みを知りたいです。
ミラーニューロンって犬や猫にも存在するのでしょうか?
もしあるなら私が幸せなら皆も幸せなんでしょうか。
そうであって欲しいです(*^^*)
コバシさん、犬の身体は基本的に人間と大差ありません。ミラーニューロンは犬猫にもありますし、小鳥にもあります。
(インコが人間の口まねをするのは、ミラーニューロンの働きです)
人間が幸せなら、彼らも幸せなはず(^^)
こんばんは(*^^*)
先生、ご相談致したいのですが、
明日、ノームをシャンプーして頂くことになっているのですが、犬と人の身体が基本的に大差がないのでしたら、お風呂で温めることは、新陳代謝が良くなったり、リラックスする効果も期待できるのでしょうか?
今までは、清潔を保つ事を目的にしていましたが、もし、このような効果が期待できるのであれば、ぬるめの湯船?にゆっくり入れて頂くことは可能でしょうか?
明日、スタッフの方とお話させて頂きますが、ふと思ったので質問致しました。
浮力で身体が軽くなり、温まることでリラックスし、新陳代謝を活発にしてくれるなら、ノームの体調と相談しながら活用したいなって思います。
明日、ご面倒をお掛け致しますが、よろしくお願い申し上げます。
コバシさん、当院の施設ではお湯を張ってつかる、ということができず、洗浄のためということになります。
でも、シャンプーのとき皮膚をマッサージすることで、かなりリラックスできると思いますよ(^^)
ありがとうございました!
ノーム、とても気持ちが良かったみたいで、久々に食欲が少し戻りました。
帰ってからゆっくり眠って、夕方、自分から?二口ほど食べました。
残り(大半)はぎゅーぎゅー押し込みましたが…笑
林先生や、スタッフの方々には、優しいお心遣いをいただき、短時間でたくさんのリラックスをノームにいただきました。
ありがとうございました!
ノームちゃん、元気になって良かったです。
洗っているとき、気持ちよさそうでしたよ(^^)