はりねずみ通信
2016.01.07
神の手が欲しいと考えること
あまり好きでない表現に「神の手」がある。
あのお医者さんは神の手を持っている、というふうに使うのだろう。でも、優秀な外科医は一様に「神の手なんてない」という。
天才の法則というものがあると聞いた。
ひとつのことに10000時間努力できる人は天才なのだそうだ。
1日10時間なら3年、5時間でも6年かかってしまう。
平凡な人は一定期間行って芽が出なければ、
「自分には才能がない」
とあきらめてしまうだろう。あきらめない「ある意味の愚直さ」がないと、天才にはなれないのである。
だから、世間からゴッド・ハンドと呼ばれるひとは、
「自然に神様から与えられたものではない」
というのである。
でも、神の手が欲しい、と思っている医師の姿は美しいと思う。
目の前にいる患者さんを、この手で救えたら。そう思って医師たちはあらゆる努力をする。
「神チャレ」(神の手チャレンジ)もそういった趣旨なので、とても共感する。
自分で自分のことを神の手だと言ったり、人に言われて喜ぶようではニセモノであろう。
昨日の手術はたいへんだったので、神の手と神の精神力が欲しいと心から思った。
結局自分で努力するしかないので、今朝も折り紙。
1件のコメント
先生、こんばんは!
今年も宜しくお願い致します。
私がまだ、金井病院にお世話になる前に
美容院で「金井先生は、ゴッド・ハンド」と、お噂を聞いていました。。
でも、先生の真摯に取り込む姿勢と、毎日の努力の賜物が、今に至る!なのでしょうね。。
動物を飼っている人は、通院していない方でも、
「金井動物病院」は、皆さん知っていて、誉めていらっしゃいます。。何だか、嬉しくなってしまいます。
・・心強いです!あんこ&きんも、パグの最高齢を目指せそうです(^^)
きなこさん、わたしはまだまだです。これからも応援していただけるとうれしいです。