はりねずみ通信
2017.10.25
水曜日の法則
ホームページに「水曜は手術日」と書いているので、水曜だけ手術していると思われている方が多い。
でも実際は月曜日から金曜日まで、一日平均3−4件の麻酔・手術を行っている。
逆に水曜日は「予備の日」という位置づけなのだ。
ところが月曜や火曜になぜか救急疾患が多く、そのまま水曜日手術になるケースが非常に多い。火曜日の夜の外来で「今日は無事に終わりそう」と安堵しているようなときに、最後の診察が手術の必要な動物だった、というようなことがよくある。不思議だ。
水曜日はそういう宿命なのかもしれない。今日もそう。
それで、いまは気合いを入れているところ。
きあいなし
1件のコメント
おはようございます。
雨の中、外で朝から鳴いていた2匹の黒猫きょうだいを保護し、
病院へ電話してから先生に診ていただきました。
お昼休みにもかかわらず、照明を落とした待合室で仔猫2匹の
性別やおよその年齢を確認して、穏やかな声で「最後まで責任を
もって世話をすると約束していただけますか?」と聞かれたのを
今も覚えています。9年前の、雨がよく降る秋の水曜日のこと
です。とても立派な銀製?の皿と仔猫フードもいただきました。
「あずき」「クロベエ」と名づけて、折にふれて診察して
いただきました。あずきは3年前に突然虹の橋を渡ってしまい
ましたが、銀の皿は今もフル活用で、クロベエはバリバリ爪とぎを
して気合を入れています。あずきの分まで生きるかのように
元気いっぱいで過ごしています。
「最後まで責任をもって」と先生の穏やかだけれどずっしり重い
言葉と優しい眼差しを、水曜になるとふと思い出すのです。
プーコ姉さん、水曜日のことだったんですね。動物はどんな人に出会うかで一生が決まる、といっても言い過ぎではありません。
だから身寄りのない動物を見ると、先のことが気になってしまいます。
あずきちゃんとクロベエちゃんが、プーコ姉さんのところで暮らすことになって本当によかったです。