はりねずみ通信
2016.08.06
時間を長く感じる方法
このたび休暇をいただいて旅行へ出かけたが、すこし奇妙な体験をした。
時間の感覚の「異常」である。
移動時間を除くと、実質の旅行期間は1週間ほどであった。
でも、身体感覚としては1ヵ月分くらいの時間に思えたのだ。
旅行の最終日あたりに、現地に着いたときのことを思い出すと、はるか遠くに感じる。
その「遠さ加減」が尋常ではなかった。
ふだんは診察していて、1ヵ月に1回来院される方と話をするとき、「え?もう1ヵ月も経ったんですか?」と驚くことがある。先週会ったばっかりなのに、という感覚なのである。そのように(とくに歳をとってから余計にそう思うが)、時間は早く過ぎる。
旅行に行ったことが、時間感覚の変化を生み出すのだろうか。でも、過去に行った旅行ではこれほどではなかった・・。
少し調べてみると、人間の時間感覚について興味深い記事を見つけた。
それにいついては、また改めて書きたいが、簡単に言うと、
「脳は新しい事柄に対処するとき、時間を遅くとらえる傾向にある」
ということ。
これを利用すれば、毎日がもっと「遅く」なる。
え?遅くないほうがいい?
でも、楽しい時間はゆっくり過ぎてほしいと思いませんか。
調節できるなら、そのほうがいいかも。
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