はりねずみ通信
2017.12.14
昨日の手術より
昨日の手術より
雑種犬、閉塞性黄疸(ミリッチ症候群)のため腹腔鏡下胆嚢摘出術
猫、歯石除去
ポメラニアン、動脈管開存症のため開胸術による動脈管結紮術(ジャクソン法)
ミニチュア・ダックスフント、14歳、ハンセン2型多発性ヘルニアのため、頸部5箇所、胸腰部8箇所のPLDD(経皮的レーザー椎間板除圧術)
動脈管開存症は、先天的な心臓奇形である。胎児は母親の胎内にいるあいだは、大動脈と肺動脈をつなぐ動脈管という血管を用いて肺を用いず酸素交換をしている。生まれてすぐ、動脈管は自然に閉鎖し、肺呼吸に切り替わるのである。
その動脈管が、生まれたあとも残存してしまうのが動脈管開存症だ。
心臓の負荷により、手術しない場合の1年後の生存率は5割といわれているので、早期の手術が必要といわれている。
心臓からすぐ出たところの大動脈に、肺動脈からつながる動脈管があるので、丁寧に剥離し結紮した。
手術が成功すると、全く健康な状態で犬の寿命を全うできるので、なにも心配せずに過ごせると思う。
2件のコメント
難しい病気で難しい手術ですね。閉塞性黄疸の胆嚢摘出手術も病気も気になりました。摘出したらどうなるんでしようか。
まきあさん、胆嚢は摘出しても問題がない臓器と考えられています。人間でも、胆石の手術は石を取る手術ではなく胆嚢を取ります。
いまは黄疸も改善し、日に日に元気になっていますよ。
石をとる手術ではないんですね。^_^
手術して、元気になってきて良かったですね。飼い主さんも安心した事でしようね。
まきあさん、もうすっかり元気で、もうすぐ退院です(^^)