はりねずみ通信
2016.05.28
日記
3Dプリンターでつくった、犬の腹腔鏡トレーニングボックスである。
腹腔鏡手術では二酸化炭素で腹腔を膨らませる「気腹」という状態を作る。その気腹状態でCT撮影した画像をもとに作っていただいた。
この中に人工の臓器を入れ、実際の手術に近い環境を再現しよう、というもの。
まだプロトタイプなので、これから変更を加えていく予定である。
手術技術を個人のものではなく、普遍化するためには、共有できるプラットフォームが必要である。これは、最初の第一歩。
LED照明は、色調を変化させることのできるもので、内視鏡外科に適した仕様にしている。
東京で手術を行った特発性乳び胸の犬は、順調に回復し、退院できる模様。
胸水は数日で止まった、とのこと。今までで一番早い回復だった。ほんとうによかった。
多方面で、いろいろな方にお世話になっている今日この頃。感謝!
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