はりねずみ通信
2016.04.09
新しいスタッフと
3月末に獣医師2名と看護師1名が退職し、4月から獣医師1名と看護師3名が就職した。
(混乱する方もいるかもしれないので、書くと、獣医師の角谷・後藤、看護師の角本が3月で退職、中途採用の林、中官が昨年秋から働き始め、新卒獣医師の山口、看護師の白井、藤本、磯野が入った)
1年近く前から準備してきたことだったが、やはり戸惑うことも多い。
うまくいっているのは、ベテランのスタッフに拠るところが大きい。
新しく入ってきたスタッフは、真っさらのカンバスのようなものである。
もちろん大学や専門学校で教育を受けてきているので、獣医医療の基礎は学んでいる。でも、私たちが普段考え、行動していることの原理原則を体の芯から身につけるには、時間がかかる。
病気やケアの知識などはもちろん大切だが、今、学ばなければならないことは、「動物への立ち居振る舞い方」である。
病気の動物は、この世の中でもっとも弱い存在とも言える。
抱き方ひとつでも、呼吸の状態が悪化したり、脊椎や関節に負担をかけることがある。
動物の扱い方の教育は、学校でも学んできているかもしれないが、まったく不十分なので、一から教えなければならない。そして、そのほとんどが身体的な事柄なので、なかなかうまく伝わらない。
「動物に触るときは、普段の動きより3倍遅く」
とか、
「緊張すると動物に伝わるので、緊張しないで」
などというのであるが、混乱するようである。
彼らも大変かと思うが、私自身、1日おわるとぐったりしてしまう。
もうちょっとやさしく指導してやればよかったかな・・、など風呂に入りながら考える。
でも、目的は1つ。
動物の病気を治し、飼い主さんに幸せになってもらうことだ。
おたがい、がんばろう!
1件のコメント
去年の夏愛犬ポォニョの肛門腺腫の手術、そして暮れには臭い袋が破けて治して頂き本当にお世話になりありがとうございました。かない先生は勿論スタッフの皆様には感謝しております。また調べて頂きたいことが出来たのでお電話しようと思っていますので宜しくお願い致します。
黒田さま、コメントありがとうございます。
また診てみますので、ご連絡下さいね。