はりねずみ通信
2016.03.22
指導者のエネルギー
一昨日は専門医の講師を招き、院内で超音波セミナーを行った。
講師の先生は、米国で長年教鞭をとられていた画像診断のスペシャリストである。といっても、ざっくばらんな先生なので、気軽にいろいろなことを教えていただいた。
当院の獣医師に超音波を教えるため、九州から2匹の猫と2匹の犬、エコー台、プロジェクター(プロジェクターはうちにもあったのだけど・・)を新幹線で運んでこられた。もう、それだけでパワーにびっくりである。
朝8時45分から講義と実習を繰り返す。昼休みは45分。午後も継続して終わったのは午後7時半。
ぎりぎりまで症例のディスカッションをして、大急ぎで荷物をまとめ、8時前の新幹線で帰って行かれた。
講義も実習もすばらしく、1日があっという間だった。
とにかく、教えるということへの情熱がすごい。
日本の獣医医療が正しい方向へ進んでほしい。そのためには、きちんとした診断が不可欠である。それには基礎的なトレーニングの積み重ねが必須・・。そういう信念のもと、草の根的に活動を続けておられる。
セミナー内容もさることながら、そういった指導者のエネルギーのようなものに触れた1日だった。
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