はりねずみ通信
2015.03.27
年季
年季、という言葉がある。
大人になると歳を重ねることで経験値が増すことがある。学校教育は優れているとは思うが、勉強してテスト、次に進み勉強してテスト・・を繰り返すと、進んでは行くがひとつひとつの知識を深めることができない。
大人になると、年単位で学んでいける、という利点がある。
動物病院でたとえると、最初数年は「こなす」ことで精一杯だろう。でも、一年一年、薄く壁を塗っていくような感覚で、経験値が増してゆく。何年も理解できなかったことが、急に理解できたり、うまくいかなかった手技をマスターしたり。毎年毎年、繰り返していくことで、少しずつ成長することができる。これは、樹木の生育にたとえるとわかりやすい。年輪はぴったりの言葉だ。
世の中は、3日でマスター、とか、1ヵ月間集中○○、などの言葉が氾濫していて、「効率よく、手早く」が推奨される。
でも、もっとゆっくり考えてもいいのではないか。長期的視野に立てるのが、大人の強み、であろう。
ビジョンを持ち、長く働くことと、あきらめないこと。それが、とても重要だと思う。
長い間取り組んできた成果のことを「年季」というのだろう。年季の入った仕事ぶり、と言われたいものである。
2件のコメント
昨日はありがとうございました。
今日も、先生のはりねずみ通信読みながら、結果を
急がず、経験という積み重ねのために 薄い壁を一枚一枚
塗るために、まず今日の仕事こなそうと思いました
医療は、予測できない緊急場面→急患、急変~。等々
落ち着き焦らず前進します。ありがとうございました~
ゴールデンウィークに、キャンプに ももちゃん同伴で行きますが
岡山の山で、朝夕は冬のように まだ寒いとか
で、蚊もまだかな?と思いますがゴールデンウィーク前に
フィラリア検査や投薬受診するといいですか?
キャンプ前日受診でもいいのでしょうか?
ももさん、医療は予想できないことの連続なので、一定のコンディションを保つのがたいへんですね。自分をいかにキープするか、ですよね。
フィラリアの投薬は5月からなので、4月中に検査しましょうね。
先生こんばんは。
ニュースで姫路城の「グランドオープン」(^^;)拝見しました。
チッチのPLDDでお邪魔した年は、まだ幌がかかっていたので、一度きれいになったお城を見たいなあ・・って思いながらテレビを見ていました。
ブルーインパルス、49年ぶりだそうですが、ということは、先生(私もですが)がお生まれになった頃以来だったのですね~
50歳を目前、社会人の年月の方が学生自体の年月を超え、仕事にも年季が入ってはいますが、先生のように日々研鑽を積んでいるかと思うと、反省しきりな私です。
桜も咲き始めました、来週にはチッチを連れてお花見してきます(^^♪
usagi158さん、またきれいになった姫路城を是非見に来てくださいね。
チッチとお花見、いいですね!