はりねずみ通信
2016.12.26
寿命を延ばす
臨床獣医師を長い間していると、やはり経験値が上がっているので診断力が高まり、手術もうまくなる。
だいたい40歳を過ぎる頃から、脂がのってくる、というのか色々冴え渡ってくる感じになる。
それで「よしこれから」というときに、もう数年しかバリバリ働けないことに気がつく。外科医の寿命は50歳まで、という人もいる。
いままでがんばってきたのに、惜しい。
特に内視鏡外科は、マスターするのに時間がかかる。
もっと早く始めればよかった、と思うこともあるが、機器類や環境の整備に時間がかかったのは仕方がないし、通常の開腹術や開胸術ができないと内視鏡外科もできないので、やむを得ないところ。
そこで、私の現在の立ち位置からかんがえると、いかに「延命」するか、という答えに帰結することは当然のなりゆきである。
精神と肉体を良好に維持しないと、よい仕事が続けられない。
そういうノウハウを構築すれば、他の獣医師にも役立つと思うので、来年からは延命法についていろいろ取り組んでいきたい、と思った年の瀬である。
1件のコメント
先生こんばんは!ホントに年の瀬ですね。。
年々気持ちを新たに!!が出来なくなってきています。。
そうそう、この間のノンちゃん(先生の所の事故から生還した子猫)の飼い主さんが、ノンちゃん来てからいい事が沢山あったそうです!
先生がブログに書いてらした通りだ!と喜んでいます。
とっても可愛く、とっても賢く、ちょっぴりいたずらっ子だそうです!
家族になれてよかったと・・・!
私まで嬉しくなりました!
きなこさん、ノンちゃんは幸運の子なので、これからもいいことが続くと思います(^^)
幸せそうでよかったです。