はりねずみ通信
2016.08.19
埼玉へ
昨日は埼玉の動物病院でPLDD(経皮的レーザー椎間板除圧術)を行ってきた。
T先生とは内視鏡外科の実習などで、以前から知り合いだったが、少し前からPLDDの技術を身につけたいと言われていた。一度伺おうと思っていた矢先、埼玉在住の方から電話があり、
「飼っている柴犬の頸部痛で困っている」
と相談を受けた。こちらまで連れてくるつもりだったそうだが、私が行くことにした。
始発の新幹線に乗ると、11時前にはT動物病院に到着できる。
そこから柴犬のマックちゃんの首と腰のPLDDを行い、そのあとT先生の症例3例を施術した。
千葉のS先生も見学に来られた。
T先生の症例3例のうち、1例はヨークシャテリアの多発性ヘルニアの難しいケースだったので、合計の時間がちょっと心配ではあった。
いつもと違う場所での手術なので、セッティングなどに時間がかかることが多いのである。
麻酔前の消毒、脊髄造影なども含めると1件あたり2時間かかるとすると8時間。夕方7時前には病院を出なければ最終電車に間に合わなくなるので、ぎりぎりかもしれなかった。
ところが、T動物病院のスタッフの方たちが、本当にテキパキと動いて下さったので、すべてスムーズに進んだ。
一度セッティングを教えると、あとはきちんと場を作って下さったので、粛々とすすめるだけ。これはありがたかった。
時間に余裕があったので、T先生、S先生への指導もできた。
S先生は実際に施術するのを見て、とても「やる気」が出たようで、自院でも取り入れたいとのこと。
ぎゅっと詰まった一日だった。
T先生、S先生、スタッフの皆さんありがとう。
マックちゃん、ほかの子たちも元気になりますように!
このような機会を与えられたことに、本当に感謝したい。
1件のコメント
先生、こんばんは!
先生のバイタリティー溢れる行動力
敬服致します!ワンコさん達良かったですね!
先生ちょっとお尋ね致します。
23日にあんこのCT予約しています。
今3才ですが、今まで3回麻酔して手術していますが
体の負担は大丈夫でしょうか?
心配性の飼い主で申し訳御座いません・・。
あんこは私の宝物なのです。。
よろしくお願いします。
きなこさん、麻酔は「回数を多くかけると負担が多くなるのでは?」と心配される方が多いですが、そういったことはありません。
動物ではいろいろな場面でどうしても全身麻酔が必要です。十分配慮していますので、心配しなくて大丈夫ですよ。