はりねずみ通信
2016.02.22
同窓会の案内
高校の同窓会の案内が来た。
幹事のYさんは、
「みんな歳をとって、明日何が起こってもおかしくないら、会えるうちに会えればいいな」
と書いていた。
はた、と気がついた。
「人生50年」と昔の人は言った。この歳になれば、明日死んでもおかしくないわけである。
しばし人生の有限性に思いを馳せたが、やめた。無論いつかは命の限りが来るのであるが、考えてもしかたがない。
私は現在何を考えているかというと、やはり獣医師であるので動物の病気を治してやって、飼い主の方と一緒に幸せに暮らしてほしい。そして、言葉が話せない動物であるから、できるだけ身体への負担が少ない治療をしたい。
そういうことを考えて、ここまで懸命にやってきて、やっとひとつの形ができつつある。
自分が何をなすべきかも、いまははっきりしている。
私が死んでしまったら、終わってしまうような技術ではなく、ずっと続いていくような治療であって欲しいし、少なくとも次に続く人が継続して学んでいける基盤は作りたい。
そう思って、低侵襲治療の模範となるような施設を作りたいと思い、数年前から準備してきた。一緒に学んでいくひとへの声かけも行っていて、志のある獣医師たちと一緒に、新しい動物医療のステージを作り上げたいと思っている。
もちろん、明日死んでも後悔はないが、許されるならこれからはじめることの結果を見てから、であってほしい。
1件のコメント
自分が 何をなすべきかとか 目標を持って毎日過ごされているって 羨ましいし 尊敬します。
私は先生と 年齢も変わらないのに 毎日 がくが 今日は調子悪いとか 居なくなったらどうしょう(-_-)とか仕事が終わったら病院に行かないととか
人生50年も過ぎてしまって 趣味も目標も無いって
もっと しっかり毎日を生きなければ……
明日 死んでも後悔しないって.言える行き方を 今更ですがやってみようと 今 決意してみました(^-^)
がくさん、私自身もなにか自分のすべきことや宿命のようなものに気がついたのはほんの数年前です。
まだまだこれから!