取材 | はりねずみ通信| 姫路の動物病院かない動物病院

先週ある企業から取材を受けた。
異業種と交流することで、イノベーションの原動力となるようなきっかけがみつからないか。そういった企画だという。きっかけははりねずみ通信の読者のＫさん。（当院は、たくさんの施設の中から選ばれた、というのではなく、そういった縁から白羽の矢が立てられたに過ぎない）

なにげなく聞いた会社の従業員数が、私の目からすると天文学的な数だったので驚く。取材のための質問事項は綿密に準備されていて、きちんとした取り組みであることがわかる。
低侵襲医療とは、どういうものか。どんなきっかけで取り組むことになったのか。現在悩んでいることはなにか・・。質問は私が普段重点をおいて考えていることばかりなので、いくらでも話ができる。話はどんどん深まり、病気の診断に至るまでの機微、飼い主さんとのコミュニケーションの話し、動物愛護やペットロス、治療法のエビデンスの取り方、新しいことへのアプローチ法など、誰にも話したことがないような内容まで掘り下げていただいた。

気がつけば、２時間以上しゃべりっぱなしだった。
こんなにおしゃべりだったっけ。

インタビュアーは動物が好きなＫさんと、動物など飼ったことがない技術系のＩさん。その組み合わせもよかった。動物を飼う人のメンタリティーは、そうでない人とズレがある。そこを説明することで、話はグッと深まったような気がする。

「引き出して」いただいた感があり、ほんとうにうれしかった。
こんな素晴らしい機会を与えて下さったKさんには、感謝の言葉しかない。

あさいちばん