はりねずみ通信

2017.08.22

動物と人の健康法

 私は手術やリハビリをして、動物の骨格や筋肉・神経の状態を確認することが多いので、
「身体にとって、なにが重要なのだろう?」
と日々考える。レントゲンやMRIにより、骨や椎間板・神経の状態が容易に把握されるようになったため、どうしても骨格系に関心が向かいがちだが、見えない(あるいは見えにくい)場所も大切である。
それは、関節や靱帯、呼吸筋や体幹の筋群である。

動物に麻酔をかけるとわかるが、健康な動物は麻酔中でも呼吸が深い。
ところが、普段運動不足だったり高齢である場合は、呼吸が浅くなり、麻酔器の呼吸アシストが必要になることがある。
また、関節の可動域が狭かったり、骨格を支えるはずの筋肉量が足りなかったりすると、歩行困難につながる。

これは人間の健康法にもつながる。
呼吸筋を鍛える。(なんといっても臓器の健康は酸素に依存しているのだから)
体幹筋を強くする。
関節の可動域を保つ。

自分の体で試しているのは、ロングブレスと四股などを組み合わせた軽運動だが、40台の時に比べ明らかに体調がよくなり、疲れにくくなっている。肩こりや腰痛もなくなった。

これが理論的に正しいかどうか。
最近読んだ米国のカイロプラクティックに関する本では、かなりの確度でこれらが当たっていた。
「疲れない体を手に入れるには、ジョギングや腹筋・背筋はいりません」
とのこと。ちょっと自信を深めている。

これを動物の治療に生かしたい。

IMG_6748
一眼レフじゃなく、iPhoneで撮影

 

 

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