はりねずみ通信
2016.01.06
加齢に立ち向かう
昨年残念だったことは、楽しみにしていたピアニストのメナヘム・プレスラーのコンサートが中止になったことである。体調不良のため、日本公演はすべてキャンセルされた。
彼は90歳を超えて現役で活動するピアニストで、その優れた音楽性だけでなく、音楽に対する真摯な姿勢でとても注目されている。
まず、音がとても美しい。それから、表現に虚飾がなく、「生まれたばかりの音」と言っていいほど、奏でられる音楽が瑞々しいのである。
私は彼の音楽そのもの意外にも、人間の身体性に対して驚きの目でみている。
90歳の人間が、あれほどの指使いができのだ。(関心がある方は、DVDなどを見られるとよい。見た目の手はヨボヨボなのに、すごい動きなのである!)
つまり、鍛えてゆけば、私も超高齢になるまで外科手術を続けることができるのではないか。
いまは、いろいろなロボット技術も発達している。
目が見えなければ特殊カメラで補正し、
長時間立つことができなければ、筋力をアシストする器具で支え、
意思伝達は脳波を読み取る機械で行う。
頭と手先だけは衰えないように、日々鍛錬しよう。
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