はりねずみ通信
2017.05.09
写真を撮る
手術の画像を撮るため、一眼レフを購入した。
実際に写真を撮るのは手術看護師(オペ看)なので、彼女たちに撮り方を教える。被写体にかなり近づいて撮るマクロ撮影である。
素人が素人を教えるので、あやしいものであるが、ちょっと気がついたことがある。
それは、ピントに対する執着度だ。
腹腔鏡手術では、カメラ係が術野のピントを調整する。現在使っているカメラシステムはオートフォーカスになっているが、非常に近接して見ることが多いため、最後の調整は「手」で行う。見たい場所にピントがピタッと合えば良好な視野で手術ができるので、私のピントに対する要求は強い(うるさい、とも・・)。
腹腔鏡のカメラ係の経験がない看護師の白井にカメラ撮影を教えていると、わりと適当なところでシャッターを押している。
機械がピントを合わせているので、それほどひどい写真にはならないが、もう一つという感じ。
それに対し、もう何年も腹腔鏡のカメラ係をしている福嶋にカメラを渡すと、教える前からファインダーを真剣に覗き、手動でピントを必死で合わせようとしていた。しかも、楽しそうである。
訊くと、最近自分でもカメラを買っていろいろ撮っている、とのこと。
天性の才能があるのか、そういうことが好きだからうまいのか。
いずれにせよ、カメラ係の適性を見るのに、写真を撮らせてみるのはいいのかも。
1件のコメント
ここ2~3日で、「かない動物病院に行って来たよ~」と言う方に2人出会いました。
そのうちのお一人は、予約なしで連れて行ったワンちゃんが緊急手術になり
「最近は動物でも、腹空鏡での手術なんよ~」と驚かれてたので、
「先生は毎朝、その器具で小さな折り鶴を折りながら日々訓練してらっしゃる」と、話すと、またまた驚かれてました!
ちょっと自慢してしまいました(笑)
おはようございます。自慢していただいてうれしいです(^^)今日も練習しましたよ。
お元気でお過ごしくださいね〜!