はりねずみ通信
2015.10.20
今日よりも
先日ある施設の先生と話をしていたとき、こんなことを聞いた。
米国の大きな動物病院の院長が、こんなことを言っていたそうである。
(その動物病院はスタッフ数も何十人もいるような、大病院なのだそうだ)
「私たちの施設は大きいですが、何か長期目標を立てて進んできたわけではありません。今日よりも明日の治療が少しでもよくなるように、飼い主さんが少しでも喜ぶように、毎日取り組んできただけです」
私も最近いろいろな研究会で知り合いの獣医師が多くなった。
その中では、当院よりも規模の大きな施設の獣医師も多い。どの学会や研究会に行っても出会うので、親交も深くなっている。そういった獣医師は、とにかくパワーがすごい。新しい治療法の勉強のためなら、すぐに海外へも行くし、大学で研究する人もいる。頭の中は動物の治療の知識や工夫、新しいアイディア、最新の情報で満ちていて、話しているとくらくらしそうである。
私自身はそこまでのパワーはなく、自分の手が届く範囲の仕事を地道に行っていくことが与えられた道だと思うが、そういったパワーのある獣医師の先生たちと交流することは、とても刺激になっている。
皆「今日よりも明日を」と思っている。そこに共感するのだと思う。
1件のコメント
私が思うに技術を習得するには貪欲にお互いに刺激しあい高めていくことは
必要なことだし同じ志を持った人との出会いは研修に出ていかないとなかな
か巡り合えない私も技術者の端くれですが日々前進あるのみ幾つになつても
技術は磨かなくてはもったいないし待ってくださるお客様にも恩返しと感謝
の気持ちでいっぱいんの日々を送っています
さとうさま、技術は日々磨いていくものなので、少しずつでも進んでいきたいですよね!
ぼくもずっと続けたいです。