はりねずみ通信
2015.01.31
今を見る
ある獣医師(知人なのだが)が、動物看護士向けの雑誌にこんなことを書いていた。
「獣医師は未来を見る、飼い主さんは過去を見る、動物看護士は今を見る」
私たち獣医師は、ともすれば先のことばかりを考えがちである。
「ここでこの治療をすると、将来元気に過ごせるだろう」
「ダイエットしないと、高齢になってから関節が悪くなるかもしれない」
一方、飼い主さんは、
「病気になったのは、あのとき気がついてやれなかったからだろうか」
「椎間板ヘルニアになるんだったら、あんなに運動させなければよかった」
と、過去を後悔する場面が多い。
それに対し、動物看護士は、
「今日入院しているAちゃんは食欲がないので、どんなものを食べさせればいいだろう」
「寒そうにしているから、毛布を入れよう」
そういうことを、リアルタイムに考えている。
動物が入院しているとき、飼い主さんが面会に来るとする。
獣医師が病気の説明をし、それから入院室に入ってもらうが、入院室では看護師が飼い主さんに動物の「今」の様子を話す。
「今日はこんなものを食べましたよ」
「中庭を元気に歩きました」
そういう何気ない会話が、未来ばかり見ている獣医師と、後ろを振り返ることの多い飼い主さんとの溝を埋めることもある。
献身的に動物の世話をする看護師たちの様子をみると、本当に頭が下がる。
命に関わることが多いので、常に緊張を強いられている。でも、動物たちには、本当にやさしいのである。
動物たちと一緒に「今」を過ごしている彼らの存在は、とても大きい。
4件のコメント
入院中不安で仕方ない時に看護師さんがビビアンの様子を教えてくれたのはすごく安心できました。
家に帰ってからは寝て過ごすことが多いですが少し甘えんぼに磨きが掛かった以外は元気に過ごしてます。
何もないかもしれなくても念の為に早めに病院に行くことって大事だなと思いました。
手遅れになる前に助けていただいて本当にありがとうございました!
びびあんさん、よかったですね。お住まいが遠いので、なかなか気軽には来院できないでしょうけど、心配な点があればいつでも問い合わせて下さいね。これからも元気で!
献身的にお世話してくださる看護師さん達には、本当に感謝、感謝
ですo(^o^)o
ジュンなんて、入院病棟から帰らないと駄々こねて。もうあれから
3年たちました。
明日は、レックスよろしお願いします。ジュンと違いやかましく
吠えてるはずです(>_<)
明日は、仕事の前に9時頃つれていきます。仕事の日と重なって
しまい申し訳ないです。
先生、ラインしてるんですねo(^o^)o
私も友達からずっといわれてるのですが、ラインのトラブルなんかも
問題されてて、なかなかデビューできてないのですが、そのうちに
デビューしますo(^o^)o
ややこしいのがはいってきたと思って、期待しといて下さいませo(^o^)o
レックスさん、今日はレックスの治療日ですね。がんばりましょう!レックスも入院がちょっと慣れたかも。
Ps
送信したあとで気づいたのですが、先生のラインは、飼い主さんが
飼われてる動物の具合が悪い時の相談の為のラインでしたね。
失礼しました~
毎週のように土曜日にココのシャンプーへ行くのがこの3年間の私の生活の一部だったので土曜日の午前中は何をしようかと戸惑ったりしています。未だに何故急に逝ってしまったのか不思議でなりません。最近毎朝ココがキッチンでおもらしするので朝は気をつけてキッチンへ行っていた習慣がなおせません。先日ココが夢の中で私の足元に付きまとっていました。きっと今も私の後を追いかけてくれているのでしょう。
でも、今回はルイが逝った時と違っています。寝たきりにもならず、1晩で天国へ行ったのは大往生だったのではと思っています。ルイにはちゃんとした治療もしてあげられなかった後悔が余りに大きくて悲しい思いをしました。
先生にお会い出来るのは3月でしょうか、エルクのお薬をいただきに行きます。ココの分の足のお薬をエルクに回したので少し先になります。そういえば、ココの皮膚のお薬がまるまる残ってしまいました。捨てられずにいます。(笑)
これからは、エルクをよろしくお願いします。