ミートソースの作り方 | はりねずみ通信| 姫路の動物病院かない動物病院

私はパスタを作るのがすきで、よく作る。
パスタをゆでる時間があれば、ソースができるので時間がないときにはいいし、なによりおいしい。お店で食べると、本当のアツアツが食べられないが、家では出来たて、である。

最近はトマトベースのパスタをよく作るが、おいしく作るにはちょっとコツがいる。
オリーブオイルを少し多めにフライパンに入れ、プチトマトをたくさん炒める。このとき、刻まずにそのまま炒めていると、中が相当に甘くなる。だいぶ加熱したのち、つぶしていく。
あとはベーコンやズッキーニ、オリーブの実、朝御飯に使った残りのほうれん草・・などなど。トマトソースとオリーブオイルがしっかり混ざり合い、乳化すると最高においしくなる。
皿は温めておき、パスタはゆで時間の１分前くらいで湯切りし、ちょうどいい塩梅になったソースと和える。すると、究極のアルデンテになる。仕上げにバジルペーストをすこし。
皿に盛ったら、パルメザンチーズをチーズおろしでおろして、「すぐ」食べる。

で、表題のミートソースの話。
私はスパゲティー・ミートソースをいままで作ったことがなかった。
これだけは妻の役割だからである。なぜだか、よくわからない。
妻の作ったミートソースは、すごくおいしくて、
「これだけは真似できない」
といつも思っていた。なにか作り方に特別な方法があるのだろう。
ところが、先日、材料は揃っているが妻が風邪を引いたかなにか（忘れた）で、私が作ることになった。
「どうやってつくるの？」
ときくと、タマネギを炒め、牛ミンチとまぜて、トマト缶を２缶入れ、ちょっと塩をしてしばらく煮るとできるよ、という。
「そんな簡単なはずはない」
もういちど訊いたが、作り方はほかにない、という。

試しに作ってみた。
タマネギをもうちょっときちんと炒めたほうがおいしかったが、普通に出来上がった。きつねにつままれたような気分である。なんだ、自分でもできるんだ。
有り難がってたべてきて、損した、とも思ったが、やはり味はちょっと違うような気もする・・。

やっぱり専売特許を奪うのはよそう。
彼女が作ったミートソースは特別だと思っていたほうがいいだろう。

 
こたつのうえもきもちいい