はりねずみ通信
2016.09.16
牧羊犬の仕事
以前イギリスを旅行したとき、シープドッグ・ショーの案内を見つけた。
指定された時間に現地へ行くと(確かヨークシャ・デイルズだった)、ライトバンが数台並び、ケンネルの中にはボーダー・コリーが出番を待っている。
ショーがはじまると、そのうちの1匹が出て行き、見渡す限りの草原の中に放たれている羊たちに向かって、全力疾走で駆けてゆくのだった。そして、人間の口笛の指示で、羊たちの裏側に回り、右へ左へと迅速に動く。
だんだんと羊たちは集められ、手前に設置してある柵の中に追い込まれる。
ボーダー・コリーは、高い運動能力と、口笛のトーンで複雑な指示を理解する頭のよさを存分に使い、溌剌(はつらつ)と動いている。彼らは働くことがとても好きなのだ。
ユーチューブに、牧羊犬の紹介が載っていた。
ところが、こんなユーチューブ動画も公開されている。
牧羊犬の代わりに、ドローンを使った、というもの。
それはおもしろいアイディアではあるが、犬たちの仕事を奪ってはいけない。
ドローンを横目に昼寝ばかりしている牧羊犬なんて!!
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