はりねずみ通信
2016.02.08
アリの巣
私の友人のA(獣医師)は、当院を訪れると、
「ここはアリの巣みたいやな」
という。
奥の手術室まで行くのに、通り道がまっすぐではない。くねくね曲がり、いくつかの部屋を経て、いったん屋外に出た上、別棟に入った先が手術室である。
27坪ほどの施設から拡張をしていったため、こんなふうになった。旅館などでもそういうところがある。
この度広げるスペースは、30坪ほどなので、考えてみると最初にはじめた部分より大きいのだった。そこに待合室、スタッフの部屋、そして新しい手術室ができる。
待合は道路からすぐ入れるような位置にある。
でも、スタッフの部屋、手術室はさきほどの(アリの巣奥の)旧手術室からさらに先に入る形になるため、「巨大アリの巣」になる。
待合から入っていくと、ちょうど反時計回りに進んでいった一番奥がこれらのスペースなのである。
今の手術室でも、飼い主さんを案内すると、帰りはひとりでは帰れない。方向音痴の人は、まず無理である。今度新しくなったら、迷子の人が増えるような気がする。
それでも、私は長年使っている場所なので、気に入っているし、今度のスペースも私的には理想の配置なのである。
いったん屋外に出る、という構造もいい。
安藤忠雄の建築、住吉の長屋もそうである。住人は傘を差して台所や2階に行かねばならないそうだ。
「機能性や連続性に絶対的価値を置くことへの疑問」
なのだそうだ。
わたしはアリの巣っていわれても、ぜんぜん気にしない。
2件のコメント
せんせいこんにちは。
チッチのPLDDで先生の病院にお邪魔したときのことを思い出しました。
思ったより小さな病院だな~って思ったら、どんどん奥があって、設備とかもすごくて、なんだか秘密基地みたいでした(^^)
それを言えば、先生の病院に辿り着くまでも、アリの巣のように道が複雑で、同じ道を何度も通りました。
やっぱり城下町は道が細くて複雑なんですね。
本気をださなければ辿り着けない秘密基地!なんだかカッコいいですね。
usagi152さん、おもえばよくたどり着かれましたね(^^)
姫路の人でも場所がわからないときもあるし、遠くから来られた場合は「こんなとこか・・」と普通さに驚かれると思います。
「アリの巣」より「秘密基地」のほうがかっこいいですね。使わせてもらいます(*^^)v
こんにちは。先週PLDDをしていただき、1週間が経ちました。昨日あたりから、やっと体調も回復したようで、点滴から解放されて元気に過ごしています。3、4日後辺りから痛みがあったようですが、あまりに腸の具合が悪くてお薬を飲ませてやれず、可哀想でしたが、今日は飲ませてやることができたので、一安心です。
この1週間病院続きで、抱いたり下ろしたりなど、繰り返していたので、安静という状況であったのか…と少々不安です…
元気になったらなったで、やんちゃで大変ですが、1ヶ月後の検診で良いお言葉がもらえるように、気を付けて過ごします。
3月の頭に、またよろしくお願いします。
まろんの母さま、連絡ありがとうございます。体調が安定してよかったです。3月まで、もし何か心配な点があればお気軽に連絡下さいね。