はりねずみ通信
2015.11.18
はりねずみ通信は続く・・
日記なんてつけない性格だったのに、この「はりねずみ通信」は8年も続いている。
これは誰かが読んで下さる、ということが大きい。
自分しか読まない日記であれば、これほどは続かなかった。だから、続けて(たまに、でも)読んで下さっている方には、感謝の心でいっぱいである。
ときどき、古い記事を読む。
3年前の同じ月は、いったい何をしていたのだろうか・・。すると、昔の自分は折々の場面でいろいろなことを考え、行動し、悩み、変に悟ったような口調だったり、支離滅裂だったりする。
「以前は純粋だったなあ」
と思うこともある。
今も昔も日々の診療や手術に明け暮れていることには変わりはないが、スタッフが増え、動物病院全体のことを考えなければならないことが多くなったこと、獣医医療に対し何らかの形で貢献したい、という社会的な立場に立ち位置が変わってきたことにより、出てくる話題もやや変化がある。
最近では、個々の事例についてあまり詳しく書きすぎると、プライバシーなどの問題もあり差し障りもある。あまり何もかも赤裸々に書かなくなった、とも思う。
ともあれ、私自身は朝の決まった時間に、自分自身や動物たちと向き合って考える時間があることが、自分のベースになっている。
これからも、よろしくおねがいします。10年目には、よい記事を集め加筆して出版します(これはホラになる可能性あり)。
1件のコメント
先生、こんばんは!
「はりねずみ通信」は、金井病院に通院をきっかけに、
読み始めました。。
興味深くて面白くて「お気に入りの本」の様に
いっきに読みました。。
日記といえば83才の父が、今でも毎日書いています。
溜まりに溜まって・・どの位あるのでしょう・・?
私より元気です・・(^^)
10年目出版・・楽しみにしていますね!
きなこさん、お父さんの日記、残しておいていただきたいですね。
私の祖父の日記は、亡くなったあと処分されてしまったようです。そのときは思い出すのが悲しいという気持ちからだったのかもしれませんが、孫の世代が祖父の世代を想像するのによい題材だと思うのです。