はりねずみ通信
2016.06.27
はじまり
週末に新しい手術室に移行した。
まだ録画装置などへの配線や、器具系の配置は完全には済んでいないが、2016年6月25日がスタートに日になる。記録として残るよう、書いておく。
旧手術室は内視鏡検査や口腔内処置、手術前室として利用する予定である。
手術室の施工業者だけでなく、麻酔器、酸素配管、内視鏡外科機器、LAN配線やPC環境、電気工事など、複数の業者に協力してもらって進めているので、「最初の日」を設定するのは予想外に難しかった。
それでも毎日手術はあるので、どこかでスタートさせなければならない。
6月25日は、夜に椎間板ヘルニアの手術を行った。
ミニチュア・ダックスフントのリンちゃんは、子犬の時から診ているが、後躯麻痺のため治療が必要であった。
Cアームはすでに新手術室へ移動ししているので(重量があるので、一度移動させたら業者の手を借りないと元に戻せない・・)
「週末に移行して、週明けにスタート」
という計画を変更し、土曜の夜に手術した(最初の手術がリンちゃんだったのは、予定調和的な感じもする。
無事歩けるようになってほしい)。
翌日曜日は、大学から講師の先生を呼んでマイクロサージェリー(顕微鏡手術)の実習をする予定になっていた。これにも手術室を使う計画だったので、朝早起きして(いつもだけど)セッティングを行う。
参加した獣医師の先生と1日講義と実習を共にしたが、これがたいへんすばらしく、「心に灯がともった」感じ。
本当に不思議な感覚なのだが、無機的だった部屋に「息が吹き込まれた」と思った週末だった。
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