のびざかり | はりねずみ通信| 姫路の動物病院かない動物病院

あなたより若い人は、あなたの後ろをついてきているわけではない。
あなたより、前を進んでいるんです。
アドラー心理学を紹介している岸見一郎さんは、そう書いていた。

アドラー心理学は、学ぶのは容易だが、実践が難しいといわれている。
「それまで生きてきた年数の半分」が必要なのだそうだ。
私は５０なので、半分の２５を足すと、７５歳！
人生の早い時期に学びはじめたら、早く変われる可能性がある。そういう意味で、
「若い人のほうが前を歩いている」のである。

先日、給料日にスタッフに給与を渡した。（うちは、給料袋を手渡し、なのである）
そのとき、ひとりひとりに「仕事についての意見や感想」を話してもらったが、ひとそれぞれで面白い。
「特に何もありません」
というのは、ベテランのスタッフに多い。ふだんから話すことは話しているので、今さら、という感じ。
もしかすると、諦め（あきらめ）も入っているかも・・。

若手のふたりが、印象的なことを言った。
「忙しいけど、毎日が充実しています」
「こんなにいろいろさせてもらって、うれしいです」
こういう人は、運命を味方につけているひとである。今を肯定するひと、謙虚なひと、感謝するひとは、かならず天から何かを授けられると思う。

確かに私より前を歩いている。そう思った。
わたしも負けないように、がんばろう。

昨夜は椎間板ヘルニアの手術があった。

モニターの視認性をよくするため、手術室内の照明は色調を変化させることができる。
海の底にいるかんじ。