はりねずみ通信
2017.04.06
なにが好きか
いろいろ悩みがあったり、日々の生活に疲れたとき、自然の中で過ごすと回復するという。
もともと人類は自然の中で暮らしてきたので、原点回帰するといいのだろう。
オフィスで机に向かって仕事をする人の場合、後ろに人が通りかかると落ち着かなくなる。
それは、動物である人間が、背後から覗かれるかもしれない状況を好まないからである。
なんとなくストレスが多いと感じているのであれば、「人間も動物である」という観点から、周りの環境を考えるのもよい。
周りの音が大きくないか。
→常に音楽が鳴っていたり、テレビがついていると、外敵がやってきたときに気がつかない。
(もちろん、そんな外敵はそうそう現れないのだが)
ものが乱雑に散らかっていたり、通り道に荷物が置いてあったりしないか。
→いざというとき逃げられない。
つきあいで人に会うことが多くないか。
→人間は他者との関わりでものすごく「気を遣う」動物なので、多くの人とコミュニケーションをとらなければならない状況が続くと疲弊する。(その点、犬や猫などは気に入らない相手とは棲み分けるだけ、である)
自分が過ごす環境を振り返り、「なんとなく落ち着く」とか、「気持ちがよい」という状況を作る努力はしたほうがよい。
そのためには、動物である自分が、なにを快適と感じるかを見極める必要がある。
ところが(私も含め)「自分はなにが好きか」は、意外に気がつかない人が多い(ような気がする)。
それは、自然に触れることで、呼び覚まされるもの、かもしれない。
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