はりねずみ通信
2016.12.29
すてられない
もう使わないであろうものは、できるだけ捨てよう。
そう思っていた。でも、どうしても捨てられないものもある。思い出の品、でもないのに・・。
昨日動物病院内の大掃除をした。
看護師の福嶋が、
「先生、これ捨てていいですか?」
ときく。
心臓病の説明用に購入した心臓模型だった。
数年前、必要があって業者に頼んだ。
しかし、1年以上連絡がなかったので、半分忘れていた。
「やっとできました」
と持ってきたものは、思っていたのとだいぶ違う。しかも価格は10万円だという。
作ったひとは一生懸命作ったのだろうな、と半ば同情心から、私は不本意にも希望に添わない品物を買ってしまった。
途中確認しなかった自分も悪いが、実際の説明用にはとても使いづらい。
結局使わないことが多く、棚にしまってあった。
「もう、使う機会はないかもしれないが、捨てていいかというとすぐに同意できないもの」なのである。
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