はりねずみ通信
2015.11.06
かわいい誘惑
動物に食事をやると、食べ方がかわいいので、つい与えてしまうという人は多い。
そうやってみると、彼らは実においしそうに食事やおやつを食べる。
「あの表情の誘惑に負けてしまう」
とは、よく聞く話。
自宅で飼っている犬のピヨに、レタスやキュウリなどを与えてみると、奥歯でポリポリといい音を立てて食べている。次がほしくて、つぶらな瞳で待っているのを見ると、ついまたやってしまう。これじゃ、飼い主さんに指導できない。
ネオテニーについて、以前書いたことがある。
完全に成熟した個体でありながら、幼い性質が残る現象のことをいう。犬や猫は(人間も)、ネオテニーであると考える学者もいる。幼さやかわいさを残しているから、世話をしたくなる。赤ちゃんがお乳を欲しがっていると与えたくなる、母性の心理であろう。これは男性にもあるはずだ。
「どうしても、おやつをやってしまうんです」
と、泣く泣く言われる人がいるが、
「そんなの、あげなきゃいいだけじゃないですか」
と言ってはいけない。動物たちが人間の深層心理に働きかけているので、それを拒むのは至難の業である。むしろ、母性本能のある人間らしい人、と言わねばならない。
だから、肥満につながらない、別のものを与えるよう説明する。
犬や猫などの伴侶動物は、元来人間と共にしか暮らせない。
なんとか「もらえるよう」必死にかわいく生きているのである。
・・その誘惑に、勝てるかどうか。
2件のコメント
ご飯はトッピングのお肉多めになります。
抱っこしてるとめちゃくちゃ可愛い顔で見つめてくるので、何もしないダメ人間になります。
留守番させてしまう時は、コンコンと説明してしまいます。そして、留守番させてごめんなと謝ります。
負けてます。
まこさん、負けないほうがおかしいです(^^)ぼくもときどき何もしないダメ人間になりますよ。
いつもブログ拝見しています。
昨日受付でかわいいカンガルーさんをいただきました。
子どもが「かないくん」と名付けてシルバニアファミリーの人形と一緒に遊んでいます。今はベッドで布団をかけて就寝中です。
大切にします。ありがとうございました。
高見さま、はりねずみ通信読んで下さり、ありがとうございます。
オーストラリアのお土産です。喜んでいただけてよかったです(^^)