はりねずみ通信
2018.01.16
いっしょ
チョコという名の黒猫を飼っている。
ベランダに出るのがすきで、ことあるごとに出たがるので、ドア開けて出してやると喜んで出て行く。
一緒に出てやればいいのだが、最近は寒い。私はドアを閉め、懐手をして部屋の中からチョコが遊ぶのを眺める。
すると、いくらも遊ばないうちに所在なげにドアの前をうろうろしている。
どうも一人で遊んでもつまらないようなのだ。
そこで私は一緒に出てやって、そのあたりにいる。
そうすればチョコは鉢植えのオリーブの葉っぱにちょっかいをだしたり、冷たい空気の匂いをかいだりして楽しんでいるように見える。こちらは立っているだけ。
つまり動物であっても、一緒にいたり見守られていることを望むもの、なのである。
それはいいのだが、さむいのだ。
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