はりねずみ通信

2016.11.23

慣れること

若い先生が「学会発表はどうも苦手で」と言うのを聞いた。
緊張してしまうのだそうだ。
自分もそうだったので、とても共感する。人と話をするのが苦手、対人関係に弱い、人前に立つとプレッシャーを感じる・・。そういった話はよく聞く(ぜんぶ自分もそうだったので、よくわかる)。
でも、ずっとそのままでいる人と、克服する人がいる。なぜか?

結論を言うと「慣れ」だと思う。
そう言うと、慣れるまでが難しくて、と答えが返ってくることが多い。
でもよく考えてみると、はじめから堂々と振る舞える人は少ない。たとえばオバマ大統領が日本語でスピーチするとする。「みなさん!」というところが「みなちゃん!」になりクスクス笑いが起きると、もじもじするのではないか(しないか・・)。

笑われたってかまわず続ける。
そうすると、人前で話すことが「たいしたことでない」ことがわかる。何度でも行っていると、通い慣れた道と同じで、意識しなくても進むことができるようになる。そうすると余裕が出る。そして、余裕が美しさにつながり、自信に満ちているように見えるようになる。
自信を持って相手と接していると、そのオーラは自然と伝わる。話す内容以上のものが、相手の潜在意識に届くようになる。そこまで続けることが重要だ。オバマさんだって日本語でスピーチするなら、相当続けない限り心に響くようにはならないはず。

慣れるまで続けることができるかできないか。そこにすべてがかかっている。
1回失敗したって(発表がだれからも注目されない、話している途中で頭が真っ白になる、難しい質問に答えられなくてうろたえる・・経験したことばかり)どうということはない。
少しの勇気を持って続ければいいのである。

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みみからねこ

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