はりねずみ通信

病気であること

医療ドラマのER(救急救命室)を時折見ている。これはもう20年以上も前の番組だが、まったく古さを感じない。
先日は、外科医のベントンが、難聴である自分の子どもに治療を受けさせようとする場面があった。ベントンは難聴であることは医学的に解決すべきことと考えている。それに対し、上司のウイーバーは、聴覚障害を持ちながら開業医をしている医師を紹介する。
「耳が聞こえないことは、あなたが思うほど不自由ではない」
とその医師は言った。それよりも、障がいがあることを何か特別なこととして捉えることが、子どものアイデンティティーを失わせる可能性がある、と指摘したのである。

私も同じように感じることがある。
動物も、健康であることもあるし、病気のこともある(病気でなくても、老化もある)。健康を取り戻すことが医療ではあるけれど、では病気であることは異常なことなのか。治療がうまくいかない結果、なのか。
そうは思わない。病気も動物の一部であるので、あるがままで受け入れたいのである。
むしろ病気であることで、人間との関係が強まったり、普通に呼吸していることのありがたさを知ったり、本当に大切な存在であることに気がついたりする。

動物も、いつも「かわいそうな存在」とは思われたくないはずだ。病気でも、老化があっても、普通に接してもらいたいと思うのではないか。

だから心配そうな目で見るのはやめて(もちろん、飼い主さんがそう思う気持ちは十分にわかるが・・)、一緒に生きていることを喜んでやってほしいのである。



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かちまけ

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かない動物病院
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