はりねずみ通信

語らないこと

サザエさんをテレビでみたら、「マスオさん作家に」という題だった。
サラリーマンでも小説家になった人の話を聞いて、「よし自分も」と思ったマスオさん。原稿用紙に向かって書き始める。
まずあらすじを考え、食卓を囲む一家に披露していた。

ここでマスオさんの負けである。新しいことをはじめるときは、人に話してはいけない。
何かをしようとしたとき、
「こんなことをしようと思っているんだ」
というと、多くの場合ありきたりの反応しか返ってこない。
自分は夢を膨らませて熱くなっていても、相手の反応を見てしまうと心がしぼんでしまう。
「ひょっとして、ものすごくつまらないことをはじめようとしているのかも」
と思ってしまう。

だから、多くの作家は書きかけの原稿を決して人には見せない。
大江健三郎さんは、最終の校閲を終えるまでは、身内にも内容を見せないのだそうだ。
(反対にトーマス・マンは書きかけの稿を家族の前で朗読し、意見を聞いたとのこと。まあ、ひとによりけり、かも)

少なくとも、やり始めようとしていることが軌道に乗るまでは、心の中にしまっておく。
飛行機の離陸のように、推進力が増して機体が宙に浮かぶまで、語ってはいけない。

マスオさんが小説家になった話を聞かないのは、当然である。
ずっと変化しないのが「サザエさん」なので、あたりまえといえばあたりまえ。


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こたつからでた

「語らないこと」への2件のフィードバック

  1. お笑い芸人のさんまさんが言われてたことを思い出しました・・・

    人に面白い話をしようとするときに
    「面白い話があるねん!」と先に「面白い」という言葉を出してしまうと
    その話の面白さは半分以下になるそうです。
    おもしろいか否かは、その人が聞いて判断すること・・・
    最初から「面白い話」って言ってしまうと聞く手は、どれほど面白いのかと想像を膨らましてしまうのでハードルを上げてしまう結果となり、自分の想像と違うと半減してしまうのだとか・・・

    私のそのマスオさんの回、見ました(笑)
    先生も「サザエさん」ご覧になられるのですね!
    もしかしたら、お時間が許すなら「笑点」と「ちびまるこちゃん」も?

    またヒョコット病院に行きますね!

    1. Hanakoさん、相手の期待値を上げないことは何事にも有効ですよね、最近本当にそう思います(^^)
      また遊びに来てくださいね!

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