はりねずみ通信

異物誤飲

動物が異物を誤飲することは、よくあることである。
今日紹介するのは、少し特別なケース。

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これはトイプードルの胃から摘出したもの。渓流釣りの釣り針のようである。針の根元に糸が1cmほどついていた。
内視鏡(胃カメラ)でみてみると、胃の粘膜に入り込んでいて、摘出できなかった。そのため、開腹術を行い、胃切開して取り出した。異物は粘膜奥深くに入り込み、漿膜側(外側の壁のほう)にまで達していた。
飼い主さんの話によると、だいぶ以前に川べりを散歩したことがあった、という。その時に何らかの形で口から入ったと思われる。



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これは一昨日、猫から取り出した異物。縫い針と糸。
飼い主さんが「猫が針を飲む瞬間を見た」とのことで、すぐに麻酔をかけ内視鏡で確認したところ、胃にも十二指腸にもない。
そのまま開腹手術に移行し、回盲結腸部に引っかかっている異物を発見した。腸を切開して取り出す。これだけ長い針が、長い小腸を通過したことに驚く。
猫が針を直接飲み込むことはまずない。
おそらく糸で遊んでいるうち、まず糸を飲み込み、針が入ってしまったのだろう。飼い主さんが目撃したのは、一番最後の針を飲み込む瞬間だったようだ。
猫の舌は、おろし金のようなギザギザがついていて、糸などが奥へ奥へと進む構造になっている。紐や糸で遊んでいると、事故につながるので注意が必要である。

 

「異物誤飲」への2件のフィードバック

  1. 異物誤飲を目撃したら、すぐ病院に連れて行けますが、見てなかったらと思うとちょっとゾッとしました。
    掃除と片付け気をつけます

    1. まこさん、意外に身の回りに危険があります。だいじょうぶかな、と思っても、ちょっと用心しましょうね。

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