はりねずみ通信
2015.04.21
仕事したい
お金と時間があれば、人生は幸せに満ちている。そう思う人は多いだろう。
ところが、いざそういう状況になると、とたんに虚無感に襲われる。それは人間という生物の性(さが)らしい。
魚屋さんで魚を買って食べればいいのに、釣りをする。それは、人間が何か労働をしたい証である。
脳研究者の池谷裕二先生のコラムを読むと、それは人間に限ったことではないそうだ。
自由に食べることができるエサ箱と、レバーを押さなければ餌が出てこない仕掛けのエサ箱を部屋に置くと、猿も犬も鳥も皆、レバーを押して餌を食べるそうだ。働きたくて仕方がないのである。
(私はこのコラムを読んで、鳥の労働について考えた。確かに鳥は労働する。昔、家で飼っていた文鳥は、妹が熱を出して寝込んでいるとき、枕元にタツクリを運んでいた!)
この労働への希求は「コントラフリーローディング」という心理現象、とのこと。
だれしも仕事がいやだなあ、家事や洗濯がたいへん・・、と思うことがある。けれど、何もしなくてよい、しかもそれが永遠に続くという状況は、生物として許容できないことのようだ。
私が非常に興味深くコラムを読んだのは、次の一節。
「コントラフリーローディングは、唯一、猫に観察されないことが知られている」
つまり、猫には「働きたい」という性がない、ということ。
ようするに、彼らは何の後ろめたさもなく、ただダラダラと過ごしていたのであった。
1件のコメント
診察ありがとうございました。
草を長くクンクンしてるときは
気をつけているのですが大きな魚が
あったとは…
女の子たちはダメと言うと口を開ける
のですが、塁は急いで食べようとして
怒ります(>_<)
躾がなっていませんね。
家に着くと歩き方も戻っていました。
嘔吐したはのでお腹が空いているのか
いつもよりだいぶん早い時間に夕食を要求
してきました。
フード少しに鶏ムネ肉ミンチを少し入れたお粥
をあげたら、あっと言う間に完食でした。
今日の事は飼い主の私の注意不足ですね。
もあの母さん、塁ちゃんが元気になってよかったです。ちょっとしたハプニングでしたね。
ともあれ、無事で何より(^^)