誕生カード | はりねずみ通信| 姫路の動物病院かない動物病院

友人のSumakoさんから誕生カードが届いた。
知り合いが怪我をして入院するなどで、遅くなったとのこと。
「ピョンと飛んで早くつくよう早足のウサコさんにお願いしました」
と書かれていた。

画家のSumakoさんとの出会いは、本当に不思議だった。
動物病院の待合室にフラを踊る猫の絵を飾っていた。たしかハワイに行ったとき購入したものである。
好きな絵だったので10年来ずっと架けていたが、あるとき飼い主さんに、
「この絵は素敵ですね。誰が描かれたんでしょう？」
と訊ねられた。絵を裏返して見たことは一度もなかったが、その時絵の裏を見るとSumakoさんの名前が書かれていた。そのエピソードを絵の写真と共にはりねずみ通信に描いた数日後、不思議なメールが届く。

いくつもの猫たちの絵の写真が添付された、メッセージのないメール。
その絵は、あのフラを踊る猫を描いた作者のものに違いなかった。

私はキツネにつままれたような気持ちで、おそるおそる返信を書いた。
「作者の方ですか？」

ご友人がSumakoさんの名前で検索していたところ、たまたま私の記事が引っかかり、Sumakoさんに知らされた、という顛末だったそうである。
それからのおつき合いなのだ。

誕生カードの最後に、
「生まれて良かった！会えてよかった！これからもヨロシク！！」
と書かれていた。
この言葉は、そのまま全部私の気持ちである。こんな出会いを与えて下さった神様に感謝したい。こちらこそ、これからもヨロシク！！

出会いのきっかけになった絵と送っていただいたクラフトたち