はりねずみ通信

2017.03.31

練習しよう!

先日獣医内視鏡外科研究会に参加したとき、私は発表スライドの隅に腹腔鏡折り鶴(神チャレ)の動画を入れて、少し宣伝した。
内視鏡外科に取り組む獣医師が、動物の手術を安全に行うためにはトレーニングが必要である。「神チャレ」はとても有効な練習法である。それを伝えたかった。
多くの獣医師は、内視鏡外科を専門に行っているわけではない。皮膚科や内分泌、泌尿器、呼吸器、整形外科など多くの分野(ほぼ全科一般)に携わっている。
相対的に内視鏡外科を行う時間は少なくなる。
そのときに手が動かないと、元も子もなくなるため、普段からの練習が重要なのである。
「神チャレ」は楽しくできる。
毎日折ることで、いろいろな発見がある。
意外と力が入っている、とか、体調やメンタルによって手の動きが変わる、とか。集中は必要だが、過度な緊張は逆効果、とか。
それが実践に生きてくる。
私は難しい症例に出会ったとき、「粘り腰」で乗り越えることができるようになった。手が動くことは、最後の砦(とりで)、なのだ。

IMG_0121
新しく作った部屋の練習室

 

0件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近のコメント

2023年
2020年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年