はりねずみ通信

2015.07.15

急に暑くなったとき

 昨日は、夜間の救急で熱中症の犬を2匹治療した。
いずれも高齢の犬で、基礎疾患もあった。やはり、体力が落ちていると、体温調節機能がうまく働かなくなるようである。

どちらの犬の飼い主さんも「何かよくわからないが、おかしい」という電話であった。
来院していただき診察すると、体温は41℃。家で見ている限り、熱中症とは思わなかった、と話されていた。

急にぐったりする、呼吸が速い、意識に異常があるなどの症状が見られれば、すぐに受診をしたほうがいい。
高齢である、何らかの病気を持っている、日中暑い場所にいた、などの条件が、発症に影響するが、そうでなくても起こり得る。

ずっと雨続きだったのが、急に晴れたとき、自律神経のバランス(副交感神経優位から交感神経優位になる)により、体内では白血球のうちの顆粒球(好中球など)が急速に増加する。子宮蓄膿症などの化膿性疾患が増加するのも、この季節の特徴である(人間では、盲腸で緊急搬送される人が、一気に増えるそうである)。

IMG_6860
あつい・・

1件のコメント

  • 蒸し暑いですね(((・・;)
    今日は朝から太陽がギラギラしていました。
    暑くなると、もあに気をつかいます。体に熱が
    こもって血の巡りが悪くなると 発作を起こさないかと…
    湿度が高いので朝から除湿にして、散歩から帰って来ると冷房に変えます。
    あと、シーリングファンを回して空気の流れを
    つくって私にはいいくらいな温度であれば、犬は暑いでしょうか?

    ピヨちゃん元気になったみたいですね!
    ピヨちゃん頑張りました(*^^*)

    • もあの母さん、人間が快適な温度であれば犬もOKと思います。空調はやや高めの温度に設定するほうが、動物にも人間にも(環境にも)いいでしょうね(^^)

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