はりねずみ通信

2017.04.27

多発性の椎間板ヘルニア

ミニチュア・ピンシャーのケンちゃんは、首と腰の多発性ヘルニアのため紹介で来院した。
事前のMRI検査では、脊髄の圧迫が非常に強かったので、対処が難しいケースであることは予測していたが、やはり治療には時間がかかってしまった。でも、やっと昨日退院できた。

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椎間板が変性し、椎間腔が非常に狭窄している部位が胸部と頸部に見られる。
その場所には針の穿刺が(物理的に)できないので、飛び出した椎間板の部位に穿刺をする。
この場所は脊髄と数ミリ(1-2㎜)しか距離がないので、細心の注意を払って穿刺しなければならない。


まだ歩き方はおぼつかないが、PLDDの場合、ヘルニアの減圧に時間がかかるので、これから改善していくと思う。

 

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