はりねずみ通信

2018.01.13

人間のほうは

AI(人工知能)の時代になる。もう、この流れは止められない。
そういった報道が最近特に多い。

人間がすれば時間がかかるものを、AIは瞬時に行ってくれる。生活はますます便利になる。
医学などへの応用も期待されているという。
CTなどの画像診断では、データを入力すれば可能性のある病気をあげてくれるし、患者情報から過去の文献をしらみつぶしに当たり珍しい病気も診断してくれる。

「使う側の人間は、より高いインテリジェンスが必要とされる。AIをいかに使うか、知性が試される時代になる」
そういう内容の新聞記事を読んだ。

ほんとうかな。
私は、テスラ社が作った自動運転自動車の事故の内容を知って、「人間って、そんなに賢くなれる?」と疑念をもっている。
公道で行われた自動運転自動車のテストで、車に乗っていた人は車にすべてを任せて車内で好きなことをしていた。
自動車が何か察知した。
「プログラムにない事態が起こったので手動運転に切り替えよ」
その再三の警告を無視し、車は大型トレーラに激突して、運転手は死亡したのである。

つまり、人間は簡単になにかを盲信する生き物、なのだ。

医学で言えば、AIがあらゆる情報を分析した上で結果を出すとする。自分の経験に照らし合わせると「何か変だな」と思っても、信じてしまうのではないか。しかも、AIは人間があとから追いかけることができない膨大なデータを元に結果を出しているので、「どうしてその結果になったか」が検証できないという。

野放図になんでも機械頼みにする人間の本質をかんがえると、AI(と人間)の未来はバラ色とはとても言えない。
どうなっちゃうのか。

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あたたまる

 

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