相性 | はりねずみ通信| 姫路の動物病院かない動物病院

あの人とは相性が合う、というように「相性」という言葉はよく使うが、これほど科学的に説明できないことはない。
犬同士、猫同士、犬と猫・・。一緒にしてみると、仲良くできる場合とそうでない場合がある。時間が解決してくれることもあるが、そうでないことも多い。
そういうとき、動物たちはどうするか。
「それなりに」過ごしているようなのだ。
つまり、あまり接近しない、目を合わさない、近寄ったとき嫌な顔をする、ちょっとだけ威嚇する。そうやって距離を保つようにしている。
無理に仲良くしたり、調和を保とうとはしていないように見える。
相性はどうやって決まるのか。それもよくわからない。
多くは会った瞬間決まるようだが、どうも最初から定められているようである。

これは人間にも当てはまるかもしれない。
人間の場合は、初対面の人に、会った瞬間「相性が合わないから」と言い放つわけにはいかない。なんとなく違和感があっても、ある程度おつき合いし、さまざまな理由をつけつつ距離を置くようになる。逆に好きになった場合は、なぜ好きなのか、やはりちょっと理由付けしたくなる。
本当は最初から相性の良し悪しはあるのに、好きでも嫌いでもあとづけで理屈を言っているだけではないのか。

と考えると、なにかわからないが、相手とうまくいかないときは、相性が合わないからと割り切るのもアリ、かも。
いろいろ理由をつけ、もっと嫌いになるより、そこそこ距離を置けばいいだけ・・。

ちなみにこの写真の３匹。ぜんいん相性が悪い。