はりねずみ通信
2018.03.19
病気に気がつく
動物は人間より体力がなく、病気になるとすぐに悪くなってしまう。
様子が急変しやすい。
一般にはそう思われている。
ところが動物の治療に携わっていると、信じられないような生命力を感じることも多い。
先日17歳の犬が重度の卵巣嚢腫(左右の卵巣が握り拳くらいの大きさ)と子宮蓄膿症を併発したため、卵巣子宮摘出術を行った。
手術そのものができるかどうか危ぶまれたが、無事手術を乗り越え、元気に退院した。
長生きできているのは理由があるのだ。端的に言うと、生命力が強い、ということ。
ではどうして「動物は弱い」のか。
答えは、病気の早期発見ができていない、と言える。
街に出てみると、多くの人が元気そうに歩いている。
みな健康だろうか。
おそらくそれぞれの人にインタビューしてみると、何割かの人は病気の治療中のはずである。
歯が痛いので歯科にかかっている。
腰痛で鍼灸治療をしている。
腎不全で透析をしている。
けれど、歩く後ろ姿を見ても、表面からはわからないはず。
動物が動物病院へ連れてこられるのは、食欲が全くない、歩けなくなった、などというはっきり目で見てわかる症状になってからのことが多い。
ちょっと歯が痛かったり、耳の奥に違和感があったり、後肢に軽いしびれを感じる・・などですぐに連れてきてはもらえない。
そこが人間の医療と違うところである。
だから、飼い主さんも獣医師も、よく耳を澄まし、目をこらして動物を観察することがとても大切だ。
6件のコメント
かない先生、おはようございます。
ほんまそうですねー、先生の言われるように、17歳まで飼い主さんと一緒に過ごしてるワンちゃんは生命力があるからだと思います。
元気に退院されて飼い主さんも安堵されてることでしょう。
さくらももっと早く耳の異変に気付いてあげればよかったと後悔してます。
我慢強い、手がかからない子は見逃してしまい、可哀想な思いをさせてしまいました。
先生に治療していただいて、呼ぶと振り向いてくれるさくらになりました。
来週の診察にはまたビビりのさくらをよろしくお願いします。
ゆうきさん、動物の病気は発見しにくいです。ですので、気になることなどあればいつでも教えてくださいね!
こんにちは(*^^*)
久々に日曜日の下痢から解放されました!笑
ノームもそうですが、私の家族になってくれた子、くれてる子、とんでもない生命力の持ち主やと思います。
ありがたいことです。
その生命力を最大限に引き出す手伝いができたら、って強く願います。
コバシさん、ノームをみるとたくましさ、生命力を感じます。がんばれ!
先生、皆様ほんとうに助けていただいて心から感謝でいっぱいです。ありがとうこざいました。
先生のおっしゃる通り普段から、よく気を付けてやり、健康診断もするべきだな~ってつくづく思います。
家族の中でも、そういうことに温度差ってあります。わたしは、少しのことが気になって心配しすぎだと主人に言われます、主人は、犬は強い生き物でたいていのことは、自力で治すと思ってます。
それで、よく喧嘩になるのですが(^_^;)
これからは、薬やフード買いにいくときできるだけつれていって、診ていただこうと思います。
うるさくて、迷惑なグッドですが、よろしくお願いします(^o^)
グッドママさん、気にしすぎくらいでちょうどいいと思いますよ(^^)
気軽に来院していただければと思います。
2ヶ月ぶりの病院は、かわらずでした。もっともっと通いたかったなぁ。待ち合いでは、仲良くしていただいていた方々にも会う事ができて、思わず泣きそうになりました。先生にも、皆さんにも、また会いたいなぁ。お話がしたいなぁ。
先生、第二回目のパピヨンの庭に参加したいので、宜しくお願いします。
元気そうに見えて、1日1回は号泣しておりますので。でも、泣きたいときには泣きます!我慢しないことにしています。
パピヨンの庭、ブログチェック入れますが、抜けることもあり(^_^;) なんらかでお知らせお願いします。
ちゃーちゃんママさん、昨日はお目にかかることができてうれしかったです。
まだまだお気持ちが落ち着かないと思いますが、どうか元気で過ごしていただきたいと思います。
パピヨンの庭はたぶん6月以降になると思いますが、連絡するようにしますね。
先生こんばんは!
毎月1回検診して頂いて
お忙しい院長先生に申し訳ないなぁ
と思いつつ、有り難いです。
「大丈夫ですよ、健康です」
先生の魔法の言葉が私の健康にも繋がります!
パグ長寿世界一を目指しております(笑)
宜しくお願い致します。
きなこさん、そんなに忙しくないのでどうかご心配なさらないように(^^)
長寿世界一目指しましょう!
ジュディーも1年前にごはんも水も全く口にしなくなり弱ってしまい、死の淵をさまよった時がありましたね。
先生に膀胱の炎症の治療や輸液をしていただき、私や主人も強制給餌を学び、流動食を1時間ごとに与えて何とか回復しましたが、ジュディーの生命力が強かったのも大きかったのでしょうね。
あの時のジュディーを思い出すと、あれから1年以上も元気でいてくれているのを奇跡だと感じます。
ジュディーも17歳だし持病もあるので、体調にも波があって、治療が必要な不調を見分けるのが難しいと感じますが、よく観察してサインを見逃さないようにしたいです。
明日は診察を予約していますので、よろしくお願いしますm(_ _)m
ジュディーさん、ほんとそうですね、ずっと元気で生命力を感じます。
この調子で!(^^)