はりねずみ通信
2015.04.29
理想の施設
大学を卒業する予定の獣医大学の学生が、就職先を探すときに、どんなことに注目すればよいか。
自分が成長でき、よいスタッフがいるところ。医療設備が整っているところ。可能であれば給料もよく、休みが多いところ・・。
だれもがそう考えるだろう。
最近の傾向として、以下のようなことが就職先を選ぶ基準になっていると、知人の大学関係者が教えてくれた。
・首都圏であること(関東に獣医科大学が多いので、大学とのコネクションが取りやすい、というのが理由だそうだ)
・勤務している獣医師の数が多いところ(院長が一人で行っている動物病院は、マンツーマンのようになるので、好まれないらしい)
・CTやMRIなどの設備があるところ
・給料○○円以上(具体的な数字まで聞いてしまった・・)
・各種保険など
そのため、関東の大きめの動物病院に人は集まり、地方の動物病院は人気がないのだそうだ。
私はそれに対し、こう考える。
・皆が首都圏に集中すると、その人は「その他大勢のひとり」になってしまう。個性が埋もれてしまわないか。
・地方にも頑張っている動物病院はたくさんあるし、スキルの高い獣医師もいる。学べることは多いはず。
・勤務医が多く勤めている動物病院では、自分の存在はどうしても「薄く」なる。自ら責任を持って治療するケースは、どうしても少なくなるし、手術を行う機会もなかなか回ってこない。責任が少ない、ということは楽であるし、プレッシャーも少ない。でも、獣医医療をこれから学んでいく志があるなら、苦労は買ってでもしたほうがいいのでは・・(最近ではこういう熱意は流行らない、という噂も)。
姫路に、いい動物病院あります。
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