はりねずみ通信

2015.09.17

広嶺中学校トライやるウィーク

少し季節はずれなのだが、広嶺中学校から4名トライやるウィークに参加している。
春は学校の都合でできなかったそうで、この時期に延期になったのだ。

女生徒4名は、みな動物看護士や獣医師になりたいという。
ただ、手術がこわくて、なかなか十分見ることができない。低侵襲治療であるPLDD(経皮的レーザー椎間板除圧術)でさえ難しかったので、ちょっと苦労している。一生懸命、その動物にはなぜ手術が必要なのか、負担を少なくするのにどう取り組んでいるか、を説明している。

昨日は手術日だったので、以下のような手術を行った。
ミニチュア・ダックスフント、椎間板ヘルニアグレード4のため、片側椎弓切除と予防的PLDD6ヵ所
ラブラドールレトリバー、下顎にできた悪性黒色腫切除のため、下顎(あご)の部分切除
チワワ、腹腔鏡下胆嚢摘出術
ジャック・ラッセル、膝蓋骨脱臼のため関節鏡検査と滑車溝形成術(ブロックリセッション)

大人が見てもハードな手術ばかりだったので、中学生にはちょっとかわいそうかも。
でも、見ることのできた子もいたし、何かを感じてくれればと思う。

看護師の堀川に訊いてみると、堀川も看護学校で最初に手術実習を受けたとき気持ち悪くなったのだそうだ。
同じクラスには倒れた子もいた。でも、そういうことを繰り返すうち、普通に取り組めるようになったそうだ。

だから、最初で「自分には向いていない」とあきらめず、がんばって!

 

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1件のコメント

  • 今日までお世話になった 森です。たまたま覗いて見たら私たちのことを書いてくださっていたので、とっても嬉しいです。トライやるウィークは、とても貴重な一週間でした。小さい頃から獣医さんに憧れていたので、そういう現場で、中学生の私に色んな事を見せてくれた金井先生、獣医さん、看護士さんに本当に感謝しています。全ての事が心に残っています。そしてかない動物病院が、大好きになりました。帰る時、先生が「また おいで」と言ってくださいましたが、本当にまた行っていいですが?行く気満々ですが。明日から部活に勉強に悲しい現実にもどります。先生 ヤル気を起こすアドバイスがあればおしえてください。ありがとうございました。

    • 森さん、コメント下さってありがとうございます。学校の勉強などは、僕もあまり好きではありませんでしたが、歴史でも数学でも、学んでいくことが大人になって効いてきます。大切なことを考えたり、重要な判断をするときの武器になるのです。だから、受験などに捕らわれず、自分のために学んでいって下さいね。
      いつでも動物病院の見学に来て下さいね。

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